少し前のことになりますが、
9月12日（火）
笠松刑務所の職員の方向けに
研修会の講師をさせていただきました。
Motto代表のみゆきです(^^)/
刑務所の職員の方々は、
柔道や剣道をされている方が多く、
そのような運動を行っていく上での
怪我予防の方法等を講義してほしい
というご依頼を受けたのですが、
時間は30～40分程度で
参加人数は50～60人程度
短時間で大人数に
伝えられることは限られるので、
少しでも体の変化を
感じてもらうことで、
ゆるめることの重要性を
学んでもらうことにしました?
当日使った、資料と一緒に、
研修内容を紹介しますね?
最初の10分程度は、
体の構造についてお話しました。
(1)怪我をしにくく、使いやすい身体とは！？
私たちの体を動かしている筋肉は、
力を入れて収縮させたり、
力を抜いて弛緩させることで、
関節を動かしています?
そして、
どの関節を動かすときにも必ず、
収縮（短縮）する主動作筋
と 弛緩（伸張）する拮抗筋
収縮する方の筋肉は
もちろん大事だけれど、
弛緩する方の筋肉が
固まったままで十分伸びないと
思うような筋力が
発揮できないだけでなく、
関節の可動範囲が狭くなって
怪我の原因にもなり得ます?
だから、
トレーニングでは、
筋力を鍛えて収縮させるだけでなく
ゆるめることも重要なんです??
(2)アウターマッスルとインナーマッスル
体の深部≒骨に近いところ
に付いていて、
筋長が比較的短い
インナーマッスルと
体の表面≒皮膚に近いところ
に付いていて、
筋長が比較的長くて大きい
アウターマッスル
この2種類の筋肉の役割を
簡単に表現すると、
インナーマッスルで
関節を安定させて、
アウターマッスルで
大きな筋力＝パワーを発揮する
という感じです。
アウターマッスルは、
負荷をかけた筋力トレーニングで
鍛えることが出来るのですが、
インナーマッスルは、
関節の動きを確保して、
正しい動き方を習得すると
実はそれだけで、
かなり働きやすくなります✨✨
逆に、
関節が固まったままだと
インナーマッスルが働かないまま
アウターマッスルだけを使うので、
機能的に効率が悪く、
無駄に余分な力を使うので、
筋肉が疲れやすく、怪我も
起こりやすくなってしまいます?
ということで、
体がゆるんでいないと
勝つことが出来ない
「軸プッシュ」のワークを
紹介しました。
攻撃側の人は、肘を曲げた状態から、
反動をつけずにゆっくり押します。
防御側の人は、肘を伸ばして、
押されないように守ります。
アウターマッスルが
優位になっている人は、
どんなに筋肉質の人でも
驚くほど簡単に押されてしまいます?
反対に、インナーマッスルを
上手に使える人は、
体格にあまり関係なく
攻撃も防御も強くなります⤴⤴
ここからは、
この軸プッシュで効果判定しながら、
インナーマッスルを使いやすく
するためのワークを紹介しました?
長くなってきたので、
続きは、また来週紹介しますね?
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