子供の運動神経の発達には
姿勢が大きく影響しています。
猫背や反り腰のまま運動を続けると
運動神経が発達しにくいだけでなく
怪我の原因にもなり得ます。
今回は、子供が猫背になる原因と
それらの改善方法について解説します。
<目次>
〇子供が猫背になる3つの原因
〇子供の猫背がもたらす悪影響
〇猫背を子供のうちに直した方がいい理由
〇姿勢矯正グッズは効果があるのか?
〇子供の猫背を改善する方法
・お祈りストレッチ
・立甲トレーニング
・猫背改善トレーニング
まとめ
子供が猫背になる3つの原因
1.ゲームに夢中になって、
丸まった姿勢をとることが多いから
体を丸めた状態で
ゲームに夢中になっていると
もともと働きやすい
体の前側の筋肉が優位になり
丸まった姿勢
≒ 猫背と認識されている姿勢
を取りやすくなります。
体の後ろ側(背中側)
に付いている筋肉に比べて
体の前側(お腹側)
に付いている筋肉の方が強く働く場合
当然、体は丸まりやすくなります。
腹筋はやるけど背筋はやらない!
腕立て伏せをやると、
胸まわり(大胸筋)に一番力が入る!
って人は要注意!!!!
腹筋と背筋のバランスについては
諸説あるけど、
3:4くらい
がいいと言われています。
腹筋のトレーニングをする時には
背筋のトレーニングも一緒に!
腕立て伏せをやる時には
背中の筋肉も意識しながら
やるようにするといいですね?
2.肩関節まわりの筋バランスが悪く
肩甲骨まわりの柔軟性が低下している
↑写真のように四つん這いで
肩甲骨を立てる動きを立甲と言います。
立甲をするためには、
*肩関節まわりの筋力を
バランスよく使うこと
*肩甲骨まわりの筋肉が柔らかいこと
が必要です。
四足動物であれば
本来備わっている動きで、
ハイハイ歩きの赤ちゃんの時には、
自然と出来る動きですが
猫背になりやすい子は
この立甲の動きができません。
肩まわりの筋力を使う機会が減っていて、
肩甲骨まわりの柔軟性が低下している!!
これが、
子どもが猫背になる大きな原因
の1つです。
乳幼児の時期に
あまりハイハイをしていなかったり
逆立ち、鉄棒、雲梯、木登りなどの
肩や腕を使う遊びをしていないと
肩を支える深部の筋力が発達しにくく
肩まわりの筋バランスが悪くなります。
もし猫背が気になるお子さんたちが、
そういう遊びをあまりしていないなら、
一度一緒に遊んでみてあげてください。
3.立った時に前傾姿勢になっている
肩甲骨まわりは別に硬くないし、
腕を使う遊びもいっぱいやってるのに
やっぱり猫背になっちゃう
特にスポーツを頑張っている
お子さんの猫背の理由は、
これが一番大きな理由
になっているかもしれません‼️
着目する視点を
肩・肩甲骨まわりから
からだ全体に移します。
お子さんの立っている姿勢
猫背が気になる上半身から、
もう少し視線を下に移してみましょう。
そうです。
腰部・骨盤まわり〜股関節!!
前傾姿勢
になっていませんか??
まっすぐ立った時の姿勢は、
外くるぶしの真上に股関節の中心があって
その真上に頭の中心があるのが理想です。
それが、
体重が前方にかかり過ぎて
前傾姿勢になっていると、
それを修正してバランスを取るために、
反り腰 → 猫背となります。
立ち方が崩れているために
猫背になっている場合
いくら肩まわりを柔らかくする
トレーニングを行なっても
猫背は改善しません!!!!!
こういう場合は
立ち方から見直す必要がありますね。
子供の猫背がもたらす悪影響
1.良い印象を持たれにくい
やっぱり猫背は
見栄えが良くないですよね。
猫背で姿勢が悪いと
印象が悪くなってしまいます。
やる気がなさそうに見えたり
自信がなさそうに見えたりします。
2.肩まわりの怪我をしやすい
スポーツをやっている子
特に肩を使うスポーツをやっている子は
猫背のままプレーすることで
肩まわりの怪我をしやすくなります。
猫背の状態では
肩の可動範囲が狭くなり
無理に動かすことで
過度の負担がかかってしまうのです。
もちろんパフォーマンスも
発揮しにくくなります。
また、肩甲骨まわりが硬く
猫背になっていることが
股関節やアキレス腱などの
怪我の原因になることもあります。
3.心理的に落ち込みやすい
胸のまわりは、中丹田と言って
感情や情熱を司る部位だと言われています。
猫背でその部分が硬くなっていると
感情を上手く表現することができず
落ち込みやすくなったり
やる気が出にくくなったりします。
集中力が低下したり
イライラしやすくなるのも
猫背で胸まわりの硬さが
原因の一つになっているかもしれません。
猫背を子供のうちに直した方がいい理由
大人になってからでも
猫背を改善することはできますが
改善のためのトレーニングを始める
年齢が若ければ若いほど
短期間での改善が可能です!!
◎未就学児の場合は
遊びの中に運動を取り入れることで
1~2か月程度で改善します。
◎小学1~4年生くらいだと
ストレッチやトレーニングを行うことで
ほとんどのお子さんは
3~4か月程度で改善します。
(スポーツなどを行っている場合は
それ以上かかることもあります)
◎小学5年生~中学2年生くらいだと
個人差が大きくなりますが
5~8ヶ月程度かかります。
運動神経自体が発達過程にある
小学4年生以下のお子さんは
ストレッチを行うだけでも
体が新しい動きに順応しやすいので
比較的短期間で
改善することができるのですが
小学5年生以上になると
神経系の発達がほぼ完了するので
新しい動きや刺激に対して
体が反応しにくくなっているので
ストレッチに加えて
筋肉を正しく使うための
トレーニングが必要となります。
姿勢矯正グッズは効果があるのか?
最近は、性能の良いグッズも
開発されてきているようなので
一概に効果がないとは
言いにくいのですが
強制的に外側から姿勢を修正しても
筋肉の使い方が修正されなければ
姿勢の改善には至りません。
矯正グッズを長期間着用していれば
徐々に体の使い方も改善してきますが
適切なトレーニングをする方が
早く改善できると思います。
子供の猫背を改善する方法
1.お祈りストレッチ
猫背を改善するには
胸のまわりの柔軟性がとても重要です。
こちらの動画では
【速く走るためのストレッチ】
として紹介していますが
胸まわりの柔軟性を改善するのに
とても有効なストレッチなので
やってみてください?
2.立甲トレーニング
肩甲骨まわりの筋肉が柔らかく
バランスよく使えることで
猫背が改善しやすくなります。
立甲トレーニングは
肩まわりの筋力をバランスよく
使えるようにするために
とても効果的なトレーニングです。
こちらの動画を観ながら
練習してみてください?
3.猫背改善トレーニング
肩まわりの柔軟性を改善して
猫背を改善するための
一連のストレッチ&トレーニングを
こちらの動画で紹介しているので
一緒にやってみてください?
まとめ
子供が猫背になる理由と
その対策についてお伝えしました。
猫背を放っておくと
見た目で損をするだけでなく
スポーツ能力の発達にも
良くない影響を与えます。
年齢を重ねて
ある程度筋肉が発達してからだと
改善するのに時間がかかるので
できるだけ早い段階で
できるトレーニングから
やってみてくださいね!
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臼井 美由紀
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主に、意図的に生きる意識の探究について綴っています。