60歳を過ぎたくらいから
膝が変形して痛くなる
『変形性膝関節症』
といわれる疾患があります。
O脚に変形して、
膝の内側が痛くなる
ケースが最も多いです。
整形外科の病院にいた頃は、
この変形性膝関節症の患者さんのリハビリを
ほぼ毎日のように行っていました。
Motto代表のみゆきです(^^)/
いつも子ども向けの話をしているのに
突然何の話！？って感じですが、
あまりにも患者数が多い
この変形性膝関節症って
- 何が原因なんだろう！？
- どんな人がなりやすいんだろう！？
- 予防する方法はないだろうか？
ってよく考えてました。
子供の頃からの生活・運動習慣が
影響しているんじゃないかと
疑っていたんです。
整形外科などの教科書には、
加齢に伴って原因不明の変形をきたす
１次性の変形性関節症と
半月板損傷や靭帯損傷に付随して起こる
２次性の変形性関節症
があると記されています。
治療方法はいくつかありますが、
その一つとして、
前ももの筋肉（大腿四頭筋）の筋力強化
が非常に有効だと言われています。
前ももの筋力が低下しているから
膝で体重を十分に支えられずに痛くなるのだと。。
理学療法の学校でそのように習うので、
私も長年その理論を信じて、
変形性膝関節症の患者さんには、
前ももの筋力強化を指導していました。
成果はそれなりに出ていたと思います。
筋力トレーニング後に痛みが軽減する
患者さんは何人もいました。
ただ、なんかこの理論では、
納得できない部分がいくつもあったんです。
＊筋力は十分あるのに痛みを訴える人
＊筋力がなくても痛くない人
＊体重が軽くて膝への負担が少ないはずなのに痛い人
＊まだ若くて筋力あるのに痛くなる人
ところで、
前ももの筋力低下が膝の痛みの原因
だとまだ信じていた頃、
変形性膝関節症の患者さん達に
口頭でアンケートを実施しました。
「若い頃、運動はよくしていました？」
「運動量は多い方だと思いますか？」
私の目の前にいる患者さんは、
すでに痛みが出ているために
前ももの筋力が低下しているけれど、
本当に若い頃から
筋力不足だったのだろうか！？
筋力不足が膝の痛みの原因ならば、
若い頃から運動が嫌いだった人が多いんじゃないか！？
運動不足からの筋力低下が
膝の痛みの原因だと証明されれば、
若い頃からの運動を推進する
理由付けになる！！
面白い結果が出たら
正式に調査して学会発表しよう
とまで考えていました?笑
でも、
結果は全然違ってました?
ちょっと長くなってきたので、
続きは明日のブログでお話しますね。
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