11、12月は皆様もご存じの通りサッカーの
ワールドカップで盛り上がっていますね!
スポーツ観戦をする時には純粋に試合を
観ることを楽しむのはもちろん
「この選手身体の使い方上手だなー」
みたいな視点でも観戦をしています
(完全に職業病です笑)
<目次>
〇ドリブル中の身体の使い方の特徴
〇サッカーにおける上半身の重要性
〇キック動作における上半身の重要性
〇サッカー選手とって良い姿勢とは!?
〇サッカードリブル中の走りに必要なこと
まとめ
サッカー選手の持つ技術の1つとして
「ドリブル」が挙げられますが、
トップ選手たちが相手に囲まれても
倒されることなく華麗にかわしながら
ドリブル突破していく様はサッカー素人
目線で観ていてもとても痛快ですし、
試合に勝つためには間違いなく
重要な技術と言えます。
今回のブログでは
そんなプロサッカー選手たちの
「ドリブル中の身体の使い方の特徴」
について紹介をしていきます。
実際に試合を観戦して気になったポイントは
いくつかあるのですが、
私が特にピックアップしたい内容は
以下の3つです。
①上半身の使い方が上手い
②プレー中の姿勢が良い
③走りの緩急のコントロールが上手い
サッカーにおける上半身の重要性
サッカーは脚を使ってボールを操作する
競技なので下半身(脚)の使い方は勿論
大事なのですが、
それに負けないくらい上半身(腕、体幹)の
使い方も重要な競技です。
ドリブル突破を得意とする選手の多くは
ディフェンダーに進路を妨害されても
簡単には倒されない、という特徴がありますが
そういった選手はドリブル中に体幹、背骨を
柔らかく使うことで体勢が崩されたとしても
身体のバランスを保ちながら前にドリブル
していくことを可能にしています。
競技が変わりますが、不安定な雪上で
斜面を滑走していくスキー選手の体幹の
動きを想像して頂くと分かりやすいかも
しれません。
対人スポーツにおいて、相手の妨害に
あっても倒されない選手は「体幹が強い」
と表現されることが多いと思うのですが、
サッカーやバスケットボール等の
スピードが求められる競技においては
太い巨木のようなどっしりと
安定した強さと言うよりは、
柳の木のようにしなやかな動きで
どんな状況でも身体のバランスを
保つことが上手い選手が本当の
意味で「体幹が強い」と言うの
ではないかと個人的には思います。
キック動作における上半身の重要性
ドリブルから話題が少し逸れて
しまいますが、
「キック動作」にも上半身は関係します。
強力なシュートを放つ際は足から強い力を
ボールに伝える必要がありますが、
できるだけ強い力を伝えようと思うと
脚の振りだけでなく体幹の捻りや腕の振りも
使ってより大きな力を生み出す必要があります
(もちろん場面にもよりますが)。
逆に言うと
胸周り、肩回り、背骨等の上半身の
硬さがあることが
ドリブル中に身体のバランスを保つことや
力強いキックを放つことを難しくしてしまう
かもしれません。
お子さん、あるいはご自身がサッカーを
頑張っている方は
プレー中の上半身の使い方にも
目を向けてみたり
胸周りや背骨の動きを良くするための
トレーニングを普段から取り入れてみても
良いかもしれませんね!
サッカー選手にとって良い姿勢とは!?
サッカー選手にとって
「良い姿勢」とは
背中が丸まり過ぎておらず、
肩の力が抜けており
インナーマッスルが使えている状態
のことを言います。
プロ選手の多くはドリブルの際に
背中が丸くなり過ぎるシーンが
あまり見られません。
ここからはプレー中に姿勢が良いことで
得られるメリットについてお伝えします。
周りが見えやすくなる
ドリブルで相手陣地に入ってから
味方への鋭いパスができるのも
プロ選手たちの魅力の1つですが、
これをするためには
プレーしながらピッチを見渡すための
「視野」が必要になってきます。
単純なことかもしれませんが、
背中が丸まり過ぎていたり、
自身の体勢が崩されていたら
目線は下を向くし、
周りを見渡すことはできません。
また、プレー中に肩の力が入り過ぎていると
肩の筋肉とつながっている首周りや
顔、目の周りの筋肉にも
力が入り過ぎてしまい、
プレー中に目を楽に使うことが
難しくなる可能性があります。
ドリブル中はボールがある足元だけを
見るのではなく
顔を上げて周りを見ながら
プレーを行う必要があるので
背筋を伸ばす
かつ
目、顔、肩周りの力が抜けていること
は
重要なポイントになります。
強く、速く力が出す準備になる
これはどのような場面でも
共通することなのですが
人は背中が丸まり過ぎた
悪い姿勢のままだと
強い力を出したり
速く動くけなくなってしまいます。
分かりやすい例でいうと
背中を丸めた状態で
椅子に座っている姿を想像してください。
その状態で「できるだけ早く立ち上がって!」
と言われてもすぐに動けないですよね。
これは背中が丸まっていることで
立ち上がるために使う筋肉が
動きづらくなることが
原因なのですが、
立っている状態で姿勢が悪いと
脚を動かすための筋肉が動きづらくなります。
良い姿勢を作っておくことは
速く、強い力を出すための
大切な準備になります。
良い姿勢を作るためには?
プレー中に良い姿勢を作るために
必要なことはたくさんありますが
多裂筋や大腰筋等の
体幹のインナーマッスルと呼ばれる筋肉が
使えているかどうかは重要な指標となります。
左側の画像の水色の部分が多裂筋、
右側の画像が大腰筋です。
特に大腰筋は
背骨を安定させるのに役立つ
脚を振り上げる動作にも役立つ
ので良い姿勢を保ったまま走ることや
ボールを蹴る動作をするサッカーにおいては
とても重要です。
大腰筋のトレーニングについては
以下の動画で確認できます。
このトレーニングをプレー前に
少し行うだけでも
身体の動かしやすさが変わると思います。
是非試してみてください!
また、腰のインナーマッスルについての記事はこちらからも読めます!
ドリブル中の走りに必要なこと
ドリブル中の走りは
ボールを蹴りつつ
かつ、取られないように周りを見ながら
前に進んでいくことが基本になるので
当然ながら50m走の様に
ひたすら直線を全力で走ること
とは違いがあります。
特にプロ選手の場合はボールを受け取ってから
急加速してドリブル突破をする、
また、相手のディフェンダーの位置を見て
自身のスピードを緩める、
というようにドリブルをしながら
自身の動きに緩急をつけること
が優れているように思います。
走りのカギを握る太ももの筋肉
走るときの身体の使い方で大切なことは
たくさんありますが
今回は
太モモの筋肉
に着目してみます。
まず、走るスピードを速くするために
欠かせないのは
モモの裏側にある筋肉です。
(下の画像の水色の部分です)
この筋肉は
脚を後ろに引く動きをするためのものなので
上手く使うことで地面を蹴り上げる力が
爆発的に増します。
走りにおいては自動車のアクセル
の様な役割をします。
逆にモモの前側にある筋肉は
走るスピードを緩めるブレーキ
としての役割をします。
つまり、
走っている
↓
スピードを落とす、止まる
ということについて
はとても役立つのですが
力が入り過ぎている場合
前に進むためのスピードを
緩ませてしまうので
スピードを出したいのに
出せないという状況に陥ります。
以上のような理由で
ドリブル中に急加速したり、
スピードを緩めるのが上手な選手は
モモの筋肉の使い分けが上手いこと
が考えられます。
裏モモを使いやすくするには?
裏モモを使いやすくするためには
筋肉が硬すぎず、柔らかすぎずの状態を
作ることが必要になります。
いくつか方法があるのですが、
そのうちの1つが
以下の動画のトレーニングになります。
前モモに関してですが、私の経験上
「力を入れること」
に関してはそこまで意識しなくても
できる人が多いのですが
「力を抜くこと」
となると上手くできない人が多いです。
前モモの筋肉は膝の前側を覆うように
付いているので
力が入り過ぎていることが
膝のけがの原因になることもあります。
そのようなけが予防も兼ねた
前モモの力を抜くトレーニングは
以下の動画から確認できます。
運動前にこれらのトレーニングを
少し行うだけでも走りやすさの違いを
感じて頂けると思います!
是非試してみてください!
まとめ
プロサッカー選手の身体の使い方の特徴
についてお伝えしてきましたが
いかがでしたでしょうか?
サッカーのドリブル動作
を上達させるポイントは、
①上半身を上手に使う
②良い姿勢を意識する
③走りの緩急をコントロールする
ご紹介したトレーニングの中から
できそうなものから
取り組んでみてください。
サッカーをされているお子さんを持つ方や
ご自身もプレーされている方はもちろん
それ以外のスポーツに関わっている方々にも
今回の内容が是非参考になればと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!
からだRe創作Motto
川島 由暉
初回体験レッスン受付中
お子さんの体の特徴を詳しく分析!
運動能力をアップさせるためだけでなく
姿勢改善や怪我予防のための
適切なアドバイスを行います。
からだRe創作Mottoでは、
速く走るため、姿勢改善、柔軟性向上、
その他スポーツパフォーマンス向上
および運動神経・身体能力アップのための個人指導を行います。
✨Instagram活性化中✨
https://www.instagram.com/motto.bodycare/
子供の身体能力を高めるコツ
Mottoのトレーニングをリールで紹介中
Youtubeチャンネル【Mottoスポーツ塾】
https://www.youtube.com/c/mottostudio
Mottoでお伝えしているトレーニングの一部を紹介しています!