小中学生の野球が上手くなる方法について
さまざまな視点から解説します!
<目次>
野球が上手くなる正しい体の使い方
子供の成長過程と野球が上手くなる時期
野球が上手くなる
幼児期&幼少期の過ごし方!
野球が上手くなる大人の関わり方
野球が上手くなる心の育て方
まとめ
野球が上手くなる
正しい体の使い方
野球に限らず
上手な体の使い方を身に付けることで
運動能力は飛躍的に向上します⤴
では、『正しい体の使い方』とは
どんな使い方でしょうか?
①全身の余分な力が抜けている
1つめは、
全身の余分な力が抜けていることです!
野球の動作では、
投球の時にも
バッティングの時にも
「力まず、リラックスして!」
と言われることが
多いのではないかと思います。
力み過ぎず、
リラックスしていた方が
バッティングでは
飛距離が伸びやすいし
投球では
速い球を投げることができます!
必要のない筋肉に
余分な力が入ってしまっていると
体を回転させるスピードが
遅くなりやすく
スイング動作や投球動作で
ボールに推進力が伝わりにくくなります。
また、
全身に力が入っているので疲れやすく
各関節にも負担がかかります。
実は、力を入れるよりも
力を抜く方が難しいのですが
できるだけリラックスして
余分な力を抜いておくことが
野球が上手くなるための
上手な体の使い方です❕❕
②適切な瞬間に必要な筋力を発揮できる
とはいえ、
全身の力が抜けているだけでは
速い球を投げたり
守備で瞬発的な動きをしたり
バッティングで
強い球を打って遠くに飛ばしたり
することができません。
適切な瞬間に
必要な筋力を発揮できることで
速くて強い球を投げたり
守備の時に素早く反応して
捕球から送球までの処理を速くしたり
バッティングで
確実にヒットを打ったり
ができるようになります。
その時に、大切なのが
体の深部にある筋肉
=インナーマッスルの働きです!
インナーマッスルで
関節の動きを安定させてから
表層の筋肉(アウターマッスル)
に力を入れることができると
本人の自覚的には“小さな”力で
“大きな”パワーを発揮できます。
力を入れている感覚が
あまりないのに
強くて速いボールを
投げられたり
長打を打つことができたり
瞬発的に速く走ったり
できる選手は、
このインナーマッスルを
上手に使って体を動かしています。
③インナーマッスルが活性化され
体の軸がしっかりと整っている
全身のインナーマッスルが
しっかりと活性化されて使えていると
体の軸が整って
体がブレにくくなります。
体幹トレーニングと聞くと
体幹部分を固めるイメージが強いのですが
背骨の1つ1つを動かせるくらい
柔軟な体の使い方ができると
体の軸が整いやすく
キレのある動きができるようになります。
特に、野球では
投球動作でもバッティング動作でも
体幹部分を回転(回旋)させる
動きをしますが、
これらの動きをする時に
体の軸が整っていることで
安定感がありつつ、動きが速い
まさにキレのある動作が可能で
さらには
投球や打球のコントロールも
良くなります!!!
インナーマッスルを活性化し
体の軸を整えていくことが
野球が上手くなるための
正しい体の使い方です☝
子供の成長過程と
野球が上手くなる時期
子供の運動神経(神経系)の発達は
小学5年生頃に完了すると言われています。
身体の動きを感知したり
咄嗟に反応して動いたり
効率よくバランスを保ったり
いわゆる“運動のセンス”は
この頃までに形成されます。
神経系が発達途中にある
小学5年生までの時期に
様々な動きを経験しておくことで
基本的な運動神経が高まります!
野球の場合、
投球動作やバッティング動作など
左右が非対称で、非日常的な
スポーツ特有の動きが多いため
小学4~5年生になるまでは
野球の練習ばかりをするよりも
様々な遊びや運動を組み合わせて
いろんな動きを経験しておくことが
運動神経を高めるために
とても重要なポイントです!!!
小学3~4年生以降に
本格的に野球の練習を始めるといいですが
小学5年生以降になると
骨や筋肉が急激に成長し始めます。
スポーツ動作を反復練習することで
技能を習得しやすい時期ですが
同時に、成長過程にある骨や
関節に負担がかかりやすい時期です。
特に野球の場合は、
体が硬かったり
インナーマッスルが使えていなかったり
理想的な身体の使い方を
習得できていないまま
投球やバッティングの動作を
反復練習しすぎると
肩や肘、腰に負担がかかって
スポーツ障害の原因にもなるので
体の柔軟性をしっかりと確保して
関節に負担のかからないような
上手な動き方を身につけていきましょう!
野球が上手くなる
幼児期&幼少期の過ごし方!
幼児期&幼少期の過ごし方は
野球だけに限らず、
運動能力を発達させるために
とても重要です!!!
特に神経系が著しく発達しており
子供が自分の体の動き方を
学習している時期でもあります。
☑どうやって動くと楽に動けるか?
☑手足はどの程度の力でどのくらい動くのか?
☑体のバランスはどのように取るのか?
☑どうしたら効率的に動けるか?
時には、転んだり、
何かにぶつかったりもしながら
様々な動きを経験することによって
体の感覚を掴んでいくのです。
0~6歳頃の幼児期には
○泣く
○寝返りをする
○ハイハイをする
○手放しで歩く練習をする
○ジャンプやスキップをする
などなど。
ほとんどの運動は
子どもが自発的にやるものですが
環境や保護者の関わり方によって
これらの運動をあまりやらずに
過ごす子が増えているようです。
無理やりたくさんやらせる必要はないけど
子どもが自主的にやっている場合は
過度に遮ったり、制限したりせず
たくさん経験させてあげましょう!!
次に、
小学生低学年くらいの幼少期には
色々な遊びを経験させることを
強くお勧めします!!!
〇鬼ごっこ
〇かくれんぼ
〇キャッチボール
〇木登り
〇雲梯(うんてい)
〇ジャングルジム
などの運動が特におススメ!
小学生高学年になって
野球の上達に悩む子の中には
体が硬くて、適切な力の入れ方がわからず
上手に使えていない子が多いようです。
色んな方向に体を動かして
遊んだ経験が少ないまま野球の練習をすると
余分なところに力が入って力みやすく
なかなか上手なフォームが身につきません。
幼児期&幼児期に
いっぱい色んな動きを経験して
効率的に体を動かす“運動センス”を
磨いておきましょう!!!
野球が上手くなる
大人の関わり方
お父さん&お母さんをはじめ
まわりの大人の関わり方も
子どもの野球の上達に
影響を与える要素となります。
野球が上手くなる
大人の関わり方のポイントは、
①本人のやる気を引き出す
②一緒にプロの試合を観戦する
③身体のコンディションを管理する
それぞれについて
もう少し詳しく解説します。
①本人のやる気を引き出す
もっと上手くなってほしい!
他の子よりも活躍してほしい!!
お父さん&お母さんが
どんなに強くその想いを抱いていても
本人のやる気がなければ
野球の上達には繋がりません。
やる気を引き出すような方法は
いろいろありますが
最も効果的な方法は
子どもの成長をしっかりと認めて
褒めてあげることです❣
もちろん、
ただ褒めるだけではなく
本人自身も良くなっていると
実感できるような内容を
具体的に伝えてあげるようにして
褒めるようにしましょう!
実際の上達具合を実感できると
子どものモチベーションがあがります。
逆に、
子どもがミスしてしまったことや
上手に出来ていない部分を指摘してばかりだと
余程の負けず嫌いな性格でない限り
やる気が少しずつ失われてしまいます。
子どもへの期待が大きくなると
多くを要求したくなってしまうので
大人の期待ばかりが大きく
なり過ぎてしまわないよう
子供の成長をしっかりと見守って
適切な声掛けをしてあげましょう!
②一緒にプロ野球の試合を観戦する
実はこれが結構重要です!
上手い人のプレーを観ることで
動きのイメージをしやすくなり
さらには
プロ選手の動きを真似たりすることで
より速く上達します!!!
子どもが一人で観戦しても
もちろんいいのですが
大人が一緒に観戦することで
より関心度が高くなります。
もし可能なら
テレビで観戦するだけでなく
試合会場でリアルに観戦するのがオススメです。
時には時間を作って
一緒に野球観戦に出かけてみましょう!
③身体のコンディションを管理する
野球が上手くなるために
身体の使い方がとても重要ですが
身体そのもののコンディションも
とても大切です。
小中学生の時期に
過度の筋力は必要ないですが
骨や筋肉の成長の糧となる
栄養素は絶対不可欠です。
特に、運動する時に
エネルギー源となる炭水化物や
骨や筋肉を作る素となる
タンパク質が不足していると
練習時には疲れやすく
必要な筋力も発達しにくくなります。
適切なタイミングで
適切な栄養補給ができるように
栄養バランスを考えた
食事の管理をしてあげましょう!
また、野球チームの練習は
土日に集中して行われることが多く
平日は運動不足、
土日は疲労を溜め込む
可能性が高くなります。
集中的にたくさん練習した日の
身体のケアはもちろんのこと
練習のない日にも
身体のコンディションを保つ
工夫をしてみましょう。
野球が上手くなる心の育て方
『野球の90%はメンタルだ』
と言われるように
メンタルの状態がプレーに
大きな影響を与えます。
一つ一つのプレーの瞬間に
冷静に落ち着いて判断できる
メンタルの強さが
好プレーへと繋がります。
そんなメンタル面の強さは、
日々の成功体験の積み重ねで培われます。
逆に失敗した経験が
記憶の印象に強く残っていると
大事な試合中に
その失敗イメージが邪魔をします。
練習の時には失敗はつきものだけど
その失敗にイチイチ執着せずに
何度も練習を繰り返して
成功のイメージを増やすことで
子ども達の自信が増して
メンタルが強くなっていきます。
保護者や指導者の関わり方として
上手に出来ないプレーを
何度も指摘して修正するのではなく
上手に出来ているプレーを褒めて
良い部分を伸ばしてあげましょう!
また、
子ども達は、自分で決めた目標を
一つ一つ達成していくことで
満足感と達成感が得られて
もっと練習したい!!
という気持ちが強くなります。
ここでの重要なポイントは
「自分で決めた目標」
であることです。
大人が決めた目標の場合も
達成感は得られるかもしれないけど
やらされた感じも伴うので
満足感が半減してしまいます。
本人が自分でやれた!
以前よりも上手になった!!
と実感できることで
本人の自己肯定感が高まり
やる気が湧いてきます。
揺るぎない自信にも
繋がっていきます。
子どもへの期待が
高くなれば高くなるほど
色々と考えて助言したくなりますが
大人があまり口を出し過ぎることは
子どもの心の成長には繋がりません。
子どもが感じていることを
近くで見守りながら
本人が達成したい目標に寄り添って
応援してあげてください✨
まとめ
野球が上手くなる方法を
様々な視点からお話してきました。
野球に限らず
スポーツが上手くなって活躍するには
(心) モチベーションの維持
(技) 適切な練習量と技術トレーニング
(体) 上手な身体の使い方
が必要不可欠です。
それぞれがバランスよく成長して
大好きなスポーツで活躍できるように
お子さんの成長を
あたたかく見守ってあげてくださいね。
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臼井 美由紀
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主に、意図的に生きる意識の探究について綴っています。